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世に争いの種は尽きまじ、か…

◇フェイスブックに以下の書き込みをしました。道院生からの書き込みがあり、それも付け加えておきます。知り合い、他人に限らず、ケンカの仲裁は実は危険な行為で、十分な注意が必要です。概して4通りあります。

①まあまあ!と下出に出て止める

②やめろ!と高飛車に止める

③いきなり止める

*これはすでに殴り合っている場合。しかし、優劣を見極めた方がイイ。中途半端で止めると、両方興奮しているのでやっかい。

④複数人で止める。①②③は一人の場合で、複数ならまだ安全?

⑤手に余れば止めに入らないで警察に通報

*暴走族やヤクザのケンカなど

◇◇ケンカの仲裁は、基本「ケンカ買います!」の気構えが無いとすべきではありません。その時、活人拳で対処しないと、自身がケンカの当事者にされてしまいます=暴行罪、傷害罪で逮捕されたら、何をか況やです…。

また、警察力を背景に止めた方がイイです。しかし、中には前科二十犯超などという強者?がいるので、注意です。言葉使いは丁寧に、理に逆らわず諭すように。女、子供と舐めてかかると、

「うちの亭主呼んで来るから!」←夫がヤクザ

「兄貴に言いつける」←暴走族がバックにいる

など、面倒になります。ケンカの仲裁と書きましたが、ケンカは避ける所以です。まあ、少林寺拳法の拳士なら大丈夫ですね! にしても、下は四歳児から上は古希を超える老人たちまで、「浜の真砂は尽きるとも 世に争いの種は尽きまじ」ですか…。

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T君の投稿をした後で、駅前のキャッシングに行ってきました。用事を済ませて出て来ると、ヤキトリ・カーが出て、ちょっと憩う場所がある百貨店の前で、老人が二人言い争っています。立ち止まって見ていると、もちろん他の人も見ています。

「ほんとにお前酒癖が悪いな!」

「何を!」

「俺と勝負するか!」

「……!」

片方の老人が相手の腕を掴む素振りを見せたところで

「やめろ! 手を出したら二人共警察に連れて行くぞ!」と、目を三角にして間に割って入りました。二人共、歳は私より少し上かな…。

ケンカの仲裁はとにかく両者を引き離す事! で劣勢の人に

「アンタ ここから離れなさい!」と抱きかかえるように離し、歩きながら「家はどこですか? 早く帰りなさい!」と諭しました。

まあ、私には恨みもつらみも無いので「ありがとうございました。私もペースメーカーを入れているので助かりました」と感謝されました。

危ないですね。ショック与えたら死んじゃうジャン! で、引き返して威勢の良かった人に

「どうも先ほどは失礼しました。あの方、ペースメーカー付けているらしいので、これからも気を付けて下さい」と忠告して上げました。

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「そんな場面に出くわした場合、私は多分、他の人同様に、我が身可愛さで傍観者だったと思います。
先生の様に行動出来るように鍛錬したいと思います」

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「赤の他人のケンカの仲裁はとても危険です。光りモノが飛び出す可能性さえあります。無理は禁物で、傍観は恥ずべき事ではありません。その様な場面に出くわしたら、携帯で警察に連絡して上げましょう!」

「いくぞ!」「こい!」/活気の交換

◇平素の練習に於いて、特に少年部に表題の気合を掛け合いさせます。

拳士が演武をする際、活気を殺気と勘違いする人がいるようです。拝み合い、立て合い、という合掌礼を交わす演武で、やる気が殺気になってはいけません。やる気が無くてもいけません。攻防の技の交換は、攻撃の気と防御の気の交換でもあります。これによって「(やる)気」を養うのです。しかし、この感じがつかみにくいようです。

「いくぞ!受けろよ!」「来い!大丈夫だ。思い切って来い!」。こんな、お互いの気持ちの交換。活気の交換です。形の交換=演武は、どこを突き蹴りしても良い乱捕りではないのですから、攻撃も防御も気が集中しやすいのです。もちろん、攻防技は真剣な事が大前提。

◇◇真剣と書きましたが、剣道で真剣を使った形を思い起こして下さい。相手を斬りに行く気持ちではありませんね。そりゃー受け損なって斬られる場合が、あるいはあるかもしれません。しかし、明らかに殺気の交換では無いはずです。あえて言えば、真剣の気の交換なのでしょう。

話しが戻って、少年部の練習時、小1から中1まで私が相手になり、「いくぞ!」「こい!」と構えを付けてやっています。でもね、子供達が「やる!やる!!」というので…大変なんですョ…!

範士の範は模範の範ですね!

◇つらつら考えますに…範士の範は模範の範ですね!

剣の世界であるなら剣士の模範となるべき人。少林寺拳法なら拳士の模範となる人です。人格・識見・技量、誰もがそう認める人が範士号を名乗る!そう思います。ちなみに私は、准、正、大とあるうちの准範士。印可以来、三十年以上経ちますが、今田三六=未だ山麓を徘徊しています。haha!

尚、二段は助士、三段は助教、四段は道院長見習い、五段は道院長…。そんな格付けなのでしょう。開祖は「ワシは雑魚はいらない。指導者を育てたい(アバウトです)」と仰ったことがあります。

解釈は別れましょうが…少林寺拳法の基本的な考え方――「半ばは自己/ワガミの幸せを半ばは他人/ヒトの幸せを」――お互いの幸せを考えることが出来る、(あらゆる分野の)指導者を育てたかったのでしょう…。

ここを外したら、少林寺拳法の人造りではないのでしょうね。

武道指導/特に子供には相当な注意が必要!

◇小学生同士が掃除の最中にケンカとなり、殴られた片方の子供が死亡した!というニュースが報道されています。

以前から心配していた事で…背筋が寒くなっています…。もし、殴った子供が格技系の武道など習っていたら、私の道院生だったら大変な事、と想像してしまいます。

武道・格闘技を習うのはイイですが、(たとえ相手が非道でも)実社会で使用する場合は、あまり良いことがないようです。

◇◇昔の事です。不審者を捕まえた事があります。ところが交番に連行する途中、ソイツが逃げたのです。

で、ここいら中を追い駆け回し、ついに小学校の裏手で取り押さえ、相当な距離を再び、今度は逃げられないよう「吊り上捕」風に連行しました。その時は、大きな道路を二人で信号無視して横断。左右の車が止まりました。

で交番まで辿り着くと、顔見知りの警察官が飛び出して来て、第一声が「先生、手を出していませんね!」だったのです。

「手は出していません」と引き渡しましたが、手を出していたらどうなった?と、釈然としなかった事を覚えています…。まあ、口では「今度逃げたら殴るぞ!」と脅かしましたが…。

ともかく、少林寺拳法は活人拳を標榜しています。教える技=習う技は相手を傷害させないよう、まして死に至る様な技は安易に指導してはなりません。

どこの道院でも少林寺拳法は守りを主に指導しているでしょうが、特に子供には相当な注意が必要ですね。

*新HPのやり方が…まだ良く分かりませ~~ん!